エジプト三昧
2006年 04月 29日
エジプト部門はいきなり巨大なスフィンクスから始まります。多くの立像座像、そしてミイラが展示されており、その迫力に目を奪われます。これらは全て、4000年から2000年前の物というのですから。メトケラーの墓の中に入りその壁に触れ、デンドゥール神殿の荘厳にも目を奪われました。
でも最も素晴らしかったのは古代医療の特別展で、その中に紀元前1600年代のパピルス紙に古代の医療方法を書きつづった物がありました。case studyになっていて、そのcaseの検査、診断、治療法が書いてあるのです。たとえば頬を切った時に、そのときの症状が頬の腫脹として書いてあり、それに対して治療として新鮮な肉をあて、腫れを取るといった具合です。もちろん病気といっても外傷が中心でしたが、この時代に診断、治療が系統だって行われている事に、時を越えた感動を感じました。
その他の展示としてはコブラに噛まれない為の呪いの文章や、ミイラのレントゲン写真、離乳食用のお椀など、興味深い物ばかりでした。
さらにその後、ハトシェプスト女王の特別展があり、その女王やその時代の人々が身につけた装飾品などを見ることができましたが、いずれも素晴らしい物ばかりでした。
子供達にとっては、お腹がすいてしまって、早く外に出ようと言うばかりでした。
その後Central Parkでピクニックをして、遊具や芝生であそび、午後の一時を過ごしました。真希はお砂場でかわいらしいお友達遊びました。
貧乏たらしい話ですが、今日の出費はMetで飲んだコーヒーとパンケーキ代で、5ドル以下です。チープな一日でしたが、こんな一流の物に接することができるのが、ニューヨークの素晴らしさと、改めてその懐の深さに感じ入りました。
ゆたか
by tramstation | 2006-04-29 23:16